犬生の気高さよ

君を忘れない

神戸のススメ ベーカリー編

Twitter(現Twitter)(今もこれからも)上で出身地を隠す主義ではないため、兵庫県は神戸市在住であることはわたくしのフォロワーには周知の事実であるが、今まで我が街について記事を書いたことはなかった。

国内旅行に行く際、その土地のおすすめの店や土産物をマシュマロという匿名ツールで募ると、いつもフォロワーの誰かしらが知恵を与えてくれる。
そのようにしていつも見知らぬフォロワーに甘えまくっているので、こちらからも我が街の情報を提供すべきであろう。
ということで、今まで気になっていた店に昨年(2023年)よりぼちぼち足を運びネタ集めをしたので、やっとこさ記事にしようと思う。

神戸といえば神戸牛、と言われがちだが、わたしは神戸といえばパンと菓子だと思うのだ。

今回はおすすめ(というか人気)ベーカリー編。
神戸へ来た観光客向けなので、エリアは三ノ宮〜元町辺りに絞っている。

元町駅周辺

Pane Ho Maretta

https://maps.app.goo.gl/37qYCH7d6dkmvXse8?g_st=ic

JR元町駅西口から徒歩5分ほど。
綺麗な青色が目を惹くとても小さなパン屋さん。
小さいながら種類は多く、ベーシックなものより変わり種の方が多い。
ガラス越しにパンを指定して、店員さんにピックしてもらうスタイル。


ここのクロックムッシュがとにかくめちゃくちゃ美味しい!焼き立ての時は是非そのままどこかの公園ででもすぐに食べるか、持ち帰ったら絶対にリベイクしてほしい。


パンやきどころ RIKI

https://maps.app.goo.gl/Ay9Lkhv2oNNanB8j6?g_st=ic


元町の中華街から程近い有名店。店内が狭い上に大人気なので時間帯によってはわりと並ぶらしい。(わたしは15時ぐらいに行ったので待ちなし)
ハード系のパンが多い。


三宮駅周辺

ルビアン<ルミレーヌ> 神戸阪急店

https://maps.app.goo.gl/fx1ofNMS7LCmvXij8?g_st=ic

神戸阪急地下一階入り口の向かいにある。
ここは神戸限定ではなく、大阪・兵庫・東京・千葉に店舗がある店ではあるが、それ以外の土地から来た人は是非ここのめんたいフランスを食べてみてほしい。


今まで食べためんたいフランスの中でここが一番美味しい。間違いなく。
たっぷり入った明太子にバターが効いていて、贅沢な味がする。わたくしの人生めんたいフランス。


他のパンも美味しいが全体的に価格帯はお高め。

このレモンのソーセージフランスもすごく美味しかった。残念ながら季節限定。


THE BAKE

https://maps.app.goo.gl/8yZ9dhzs52LYn8Pf8?g_st=ic

三宮から新神戸方面にある店。
別記事で紹介する“LE BOOZY”というビストロの系列店。


おしゃれな店内にパンもなんとなく洒落ている。
バゲットが美味しいらしい(Googleマップの口コミには、バゲットがフランスっぽいとフランス人が書いていた)。
夜はベーカリーではなくスタンドになるそう。



サマーシュ Ça marche

https://maps.app.goo.gl/kbebVSU4CSCZeQ2H9?g_st=ic




住宅街の中に現れるお洒落な門扉の奥にあるベーカリー。有名店。
客は柵越しにパンを眺め、店員さんが取ってくれるスタイル。目が悪い人は文字が見え辛いかもしれないので注意。
店員さんが親切に解説してくれるので、コミニュケーションに自信がある君は気軽に質問するとよい。

ハード系のパンがメイン。素材の美味しさを感じるお上品なパン屋という感じ。
外に少しだけテーブル席があるので、イートインも可能。
昔イートインで食べたクロックムッシュが美味しかった記憶あり(またクロックムッシュかよ!)

気候が良ければイートインをおすすめ。


ビゴの店

https://maps.app.goo.gl/HJke1pF6BpWcnQPP6?g_st=ic

フランス人のフィリップ・ビゴ氏が来日しなんやかんやで芦屋にオープンした老舗(らしい)。本店は芦屋。
フランスパンがメインではありつつ、店内が広めなのでパンの種類も豊富。




フランスパンを購入してみたが、確かに美味しいぞ。

クッキーなどの焼き菓子やジャム、ケーキもあり。
100円の小さなシュークリームもおいしかったのでおすすめ。


イスズベーカリー

https://maps.app.goo.gl/ZiCPrhcpd8m2C2ri8?g_st=ic

神戸の人間が神戸のパン屋といえば、で思い出す(と思われる)店。
三宮元町周辺に4店舗あり、どこもアクセスしやすい。
阪神三宮駅改札横の店舗が一番行きやすいが、いつもパン屋と思えぬほど混んでいる。


お高いパン屋が美味しいのは当然であってほしいが、イスズベーカリーはそんなにお高めでもないながら(安くはないが)、菓子パン惣菜パン食パンどれも種類が豊富でちゃんと美味しいので、庶民の味方として我が家の評価を得ている。

トレロンというウインナーが中に入った長いパンが名物。

カットされた姿でも売っているので安心。

カレーパンが人気。わたしはチョコドームというパンがお気に入り。

店舗によって限定パンもあり。これ美味しかった。


トミーズ

https://maps.app.goo.gl/nrtij2HEuZ6PPNU96?g_st=ic

あん食が大人気のレトロなお店。
神戸のパン屋の中ではかなりリーズナブルで、なんとなくホッとする雰囲気。

あんこが入ったあん食がメイン。わたしは粒あんが苦手なので食べたことはないが、あん食のなかでも美味しいらしい。
それ以外にも食パンの種類が豊富。


小さいお店ながらパンの種類は多い。


昼過ぎに行くとほとんど売れてしまっていたが、サンドイッチも人気の様子。
正直、パン自体は特別美味い!というより、素朴なパン屋という個人的な印象。あんこが好きな人は是非あん食にチャレンジしてみてほしい。


ブランジェリー コム・シノワ

https://maps.app.goo.gl/LKY1oc4fNtnB7Bz39?g_st=ic

地下にあるので少し分かりにくい。こちらも有名店。
イートインもあり、そちらは割と常にウェイティングがある印象。パンだけでなくランチも提供している。
朝8時からオープンしているので、モーニングにも最適。
焼き菓子も豊富。




…以上、パン好きのパン狂いだが、特別ベーカリー事情に詳しいわけではないので、県内の人が読むと目新しい情報はないかもしれない。
県外からの観光客向けに紹介した記事なので許されよ。


カフェ・ビストロ編、観光地編も書くぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。

海峡の街へと_2023函館旅③ラビスタ函館

信じられないことに1年近く更新が出来なかった!
他に書きたい記事も多いので、ここにきてやっと3日目の内容を更新することにする。

この時の函館旅の楽しみのひとつに、ラビスタ函館への宿泊があった。
函館旅行について調べると、必ずと言っていいほど登場する、おそらく函館で今一番人気のホテルだ。

ロビーも広く、雰囲気がある


くまちゃんのお出迎え



レイトチェックインの安いプランだったので、部屋は低層階の3階


シングルの小さめの部屋だが、キャリーバッグを広げるほどのスペースはある。

テレビ台の隅には、このホテルの特徴でもあるコーヒーミルセットが。

入口から入って右手に洗面所

その向かいにはトイレとシャワーブース

屋上に大浴場があるので、部屋で風呂に入る人は基本的に居ないものとしてのシャワーブースなんだろうと思われる。


洗面所の横には館内着と、大浴場に行く際に使う籠も。籠は地味にありがたい。


そして部屋の窓からは函館山が望める。これは嬉しい!


エレベーターに貼ってあった。レイトチェックアウトは2,200円らしい。


夜ご飯がまだなので、ホテルすぐ近くのあじさいへ。
https://maps.app.goo.gl/Yx4xQKGXmnSL6Gii7?g_st=ic

あじさいは函館で人気のラーメン屋。
五稜郭の本店はいつも並んでいるイメージだが、このベイエリア店舗はそうでもなく、待ちなく入店。

そんなに空腹でもないが、チャーハンも食べたいのでラーチャーセット。

普段味噌ラーメンを選びがちなので、久しぶりに塩ラーメンを食べた気がする。美味しいぞ!

黒胡椒大好きマンとしては、この黒胡椒ラー油的なものがすごく良かった。胡椒の辛味が好きな人にはおすすめ。


夜のベイエリアをゆっくり歩いてみる。

今回の旅はハセストのやきとり弁当を食べる暇がなさそうなので、せめてやきとり串だけでも買いに行くことにする。

見てるだけで腹が減るメニュー表

韓国語や英語メニューもあり



入浴後にやきとり串で晩酌することとして、ホテルに戻ってすぐ大浴場へ向かう。

ラビスタの管内着はつるんとしてとても着心地がよかった。

20時過ぎに大浴場に向かうと、ロッカーの空きは2〜3個しかなかったわりに、浴場内は洗い場も多くて混んでいる印象はあまりしなかった。
混雑緩和のため、使用できるロッカーを間引いていたのかもしれない。

大浴場は最上階にあるので、露天風呂からもサウナからも函館の街が一望できて、眺望に拘っていることがよく分かる。
シャンプーも選べて、女性用ラウンジにはヘアオイルもいくつか、ドライヤーはダイソンやリファなど、大浴場への満足度はかなり高い。

そして風呂上がりのフリーアイスキャンディ!

これが嬉しい。ラウンジから景色を眺めつつ食べる

瓶コーラの自販機もあり


ハッピーバッグ、これはかなりお得なのでは。
売店では館内も販売していて、売上人気2位だそう。わかる。欲しいもん

廊下もいい雰囲気

自販機には謎の北海道ローカルジュース

部屋に戻り、買っておいたやきとり串で晩酌をする。
持ち帰り用に買っておいた松前漬けもちょっと食べよう(塩分過多)

翌朝に備えて、早めの就寝。


おはようございます☀

窓から函館山がドーン!と見えるのはやはり嬉しい

朝風呂に行き、朝の冷たい空気を感じながら露天風呂に入る。
景色がはっきり見える分、夜よりも朝の方が好きかもな。


さて、ラビスタ函館1番のお楽しみ、朝食ブッフェへ!

7:30過ぎに到着すると長蛇の列で、20分強待つことに。自分は待つのには慣れている性格なので特に気にしないが、待ちたくない人には朝からこれだけ待つのは厳しいかもしれない。
食事後9時過ぎにはもう待ち列は無かったので、待ちたくない人はもっと早く来るか遅く来るかの方がいいかも。

渡された座席カードが17番で喜ぶ(17という数字に異常な執着があるため)


このブッフェ1番の売りとも言える、かけ放題のいくらや刺身で作る海鮮丼コーナー

(色味が派手なのはフィルター選択ミスのせい。許されよ)

道産の食材をきちんと使っているのが良い

鮭の三平汁、蟹つみれと大根の味噌汁と、汁物も充実

なんと心踊るビジュアル

第一陣はこちら。いくら盛りすぎ贅沢丼を中心に和食で始める。

美味い。どう足掻いても美味しい。朝からこんな食事がもりもり食べられる幸せよ。
好きなものを好きなだけ食べられるように、内臓を健康に保たねば…と誓うのであった。

和食のみならず、洋食も充実しているので、当然2周目に向かう。

やたら美味しそうなデミハンバーグ


オムレツはその場で作ってもらえる(画角何?)

クロワッサンももれなく美味しそう

具材を選べるスープカレーもあり

デザートコーナー

このプリン、異常に美味い。そこらのプリンの比にならないほど美味い。


第二陣はこちら

どう考えても朝から食べ過ぎである。でも食べたいもんは食べたいので、無理してでも食うのである(愚かな…)

評判通りどれも美味しく、大満足の朝食兼昼食になった。(朝にこれだけ食べて昼食が食べられるわけがなかった)

まだまだチェックアウトまでたっぷり時間はある。
部屋に戻り、お楽しみのコーヒーを淹れてゆっくりすることにする。


部屋に備え付けのコーヒーセット。

豆はもちろん函館美鈴珈琲。ミルに入れてごりごり削る。

(動画のスクショのためブレている)

わたしが丹精込めて削った豆じゃ。

なんとソーサーとカップも函館オリジナルのもの。
金森倉庫郡と函館山が描かれた美しいもので、旅人が求めるものをよく分かってるな〜と感心した。

そして、窓際で函館山を眺めながらコーヒーを啜る。

なんと優雅な朝!こういう時間のためにわたしは日々働いているのだ。
よく頑張って生きているよなぁ、と己を励ましながら、この時間にたっぷり浸る。


さて、最終日の本日は13:30函館発の飛行機に乗らねばならないので、時間がない。
(余談だが、大阪函館間の飛行機1日1本しかないのは許せない。せめて15時以降出発にでもしてくれればいいものを、13時台の1本のみなので、最終日はいつも何も出来ないのだ。羽田行きの中から1本ぐらい分けて欲しい)

特に行く先も決めていないので、またベイエリアをぶらぶら歩くことにした。


オルゴールって要らんけど欲しいものの上位

マフラーをもらった猫


その後チェックアウトして、12時には函館空港へ到着


G4 airport spaceという、GLAYのポップアップストアがオープンしていたので、もちろん足を運ぶ。
(2023年2月25日(土)〜2024年12月31日(火)まで)

テルさんの絵もあり


空港で追加の土産も買い込んだので、一階にあるカフェ美鈴へ。

ちょうどGLAYのテルさんコラボのドリンクが販売していたので、お布施的な意味で飲んでみた。
たしか名前はBlue Jeanだったかな…

店内にもテルさんの絵があり。スタンプに凝ってた時期のやつだ。これも期間限定だった気がする….

いいパッケージ


時間が来たので、定刻通りのフライトで函館を後にする。
今回も非常にいい旅であった…

この後も結局秋に再訪することになるので、また時間があればそれも記事にしたい。

思いつき日帰り京都2023

ゴールデンウィークである。
今年はせっかくの9連休であるというのに、旅行の予定がない。予定が無いというより、旅行の予定を入れられる懐の余裕がない。

4月のうちに東京→和歌山→愛媛→高知→東京→広島、という馬鹿のスケジュールでライブに奔走していたせいだ。

かといって、どこにも行かずにぼーっとするのももったいない。近場でどこか観光気分を味わえるところはないだろうか…

行京そ
こ都う
う だ
。 

ということで、2023/5/2、日帰り京都観光を敢行することとした。

阪急電車は神戸市から京都河原町駅まで通っているので、存外に近く、安い電車賃で京都まで行けることを今回初めて知った。
休日の朝7時に起床するという高いハードルを乗り越え、なんとか10:30頃に京都へ到着。


駅を出て少し歩くだけでなんとも京都らしい景色になる。これが鴨川…


まず向かった先は安井金毘羅宮

安井金比羅宮
https://maps.app.goo.gl/3h68dn4N1KLCiKMV9?g_st=ic

縁切り神社であまりにも有名だが、私は今回初参拝。

調べれば調べるほど、人を呪わば穴二つのような怖い噂が出てくる神社ではあるが、要は縁を切りたいぐらい嫌いな人間でも過剰に怨まず、何となく聞こえ良いがように離れられるようふんわり願えばいいのだろう。

具体的に言えば是非とも縁を切りたい人間は社内にいるが、ひとまずふんわりと「人の足を引っ張る人とは縁を切り、自分を高められる人と縁を結んでください」というような感じで祈っておいた。

あまり絵馬をジロジロ見るもんでもないので、じっくり見ないように横を通ったはずなのに、サッと目についた絵馬が社名や個人名がばっちり書いた怨念こもったもので驚いた。
こういう人の念が詰まった所なのだろう。

神社内で写真は撮っていないが、↑のGoogle MAPを開けばすぐに出てくるような石をくぐりながら願い事をして、最後に願い事を書いた札を貼り付けるという手順になっている。
人も多くなかったのでしっかりと石を潜って、我が家の犬の健康長寿の願い事をしておいた。(健康との縁結び的な…)


縁みくじを引いてみた。

悪縁率45%らしい。まぁまぁ悪くないか?


良すぎる看板

涼しげ


腹が減ってきたので、早々にランチに行くことにする。
市バスに乗り京都市役所前で降りる。

レストラン&カフェ サラオ
https://maps.app.goo.gl/5cGm4nq1wNLFoJRx8?g_st=ic

Twitterでおすすめの京都飯を募ったところ、教えて頂いたこちら。
“大人のチキンライス”というランチが人気のカフェレストラン。店内も落ち着いた雰囲気でいい感じ。

席数はあまり多くなさそう。

ランチメニュー。ここには金額が書いていないが、1200+税。
ソースは5種類から選べる。

付け合わせのサラダが到着。

このサラダがまた美味しい!
さっぱりしたドレッシングとなぜかやたらと美味しいポテトサラダ。

メインの大人のチキンライス。

チキンライスといってもケチャップ味のあれではなく、鶏肉の中にピラフが詰め込まれてオーブンでパリパリに焼いてあるもの。
私はデミグラスソース(マイルド)を選択。

ナイフとフォークでいただくチキンライスとは?
ま〜これが美味いこと…

なんだか写真だと小さく見えるのでサイドからも。

パリッパリに焼かれた鶏皮とジューシーな鶏肉に、みっちり詰まったピラフとソースを絡めて食べると最高。
これは本当に美味しい。
京都で美味しいランチが食べたい人には是非ともおすすめ。

ただ、提供まで時間がかかるとメニューに記載がある様に、入店から提供まで20分以上かかったので、その後の予定には気をつけよう。

隣の席の人達は予約していたようで、私より後に入店しても料理の提供は早かったので、時間を決めて予約して行くのがいいかもしれない。

店員さんも穏やかで感じが良く、とても良い昼食を頂いて大満足で店を出た。


次なる目的地はこちら。

村上開新堂
https://maps.app.goo.gl/rPcxZ5AwfTyTeMd38?g_st=ic

ここもTwitterの知恵によるもの。
1900年代初頭に創業した老舗のお菓子屋さん。
仄暗い店内にレトロな内装でタイムスリップしたような感じ。
クッキーの詰め合わせ缶が人気らしく、なんと予約で2024年以降に受け取れるそう。すごいな。

ロシアンケーキが有名だそう。残念ながらあまり好きじゃないので、大好物のダックワーズとマドレーヌを購入。


街角の風景


またバスに乗って、次なる目的地へ。

バスを降りてすぐ目に入った、4月中旬に行きたかった場所。憎い。

岡崎公園では屋根より高い鯉のぼりフェス開催中。

明日への希望を胸に空へ羽ばたく鯉たち。いいぜ。

目覚めた朝に誓いを立てろ。



逆にさ、行ったことなくね?と思い、来てみたこちら。

平安神宮

修学旅行生が集合写真を撮っていたので、門の上部のみ。
京都には修学旅行生がたくさん居たが、なぜGWにぶつけるのか?混んでるし先生も生徒も大変じゃない?ていうかGWは家族で旅行行きたくない?なんで今?という不思議。



朱色と青のコントラストが眩しい。


天気良すぎじゃない?

平安神宮神苑という庭園へ。
平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、昭和50年12月に国の名勝に指定されているそう。(公式サイトより)
拝観料600円なり。


日本最古の路面電車

しばらく美しい庭園の様子をお楽しみください。








人が少なくて、良い景色を眺めながらゆったり散歩出来たので良かった。
春!という感じがする。これでもかというぐらい。


さて、次の目的地はこちら。

言わずと知れた清水寺

ここまでは、連休中の平日とはいえ京都にしてはそこまで人が多くないな?バスも余裕で乗れるし思ったより全然余裕じゃん!と思っていた…
清水寺近くのバス停を降りてすぐ、乗車の列に並ぶ人の列に愕然。
清水坂の人混みに閉口。
そうだわ、京都に来たのだわ…と、この人混みで改めて感じられた。

清水坂ってずーっとあんな感じだけど、車と人の接触事故とか起きたことないのかな?
今更工事も出来ないだろうから仕方ないんだろうけど、あの狭い坂を車両と人がすれ違うのはあまりにも危なくてヒヤヒヤする。

拝観料を払って、いざ清水の舞台へ。

ところで拝観料について。
京都の施設は拝観料をキャッシュレス対応にするつもりはないのだろうか?
現金を持たない主義のため、“現金のみ”という表示が恐ろしい。お城などはキャッシュレス対応しているところも多いように思うので、有名な人気観光地こそ何卒、何卒……と思ってしまう。
いやお前が現金持って来いよと言われれば、はい。としか言えないが。


山の上に立っているぞ



清水寺らしい写真

音羽の滝
確か3筋の滝はそれぞれ別の御利益があったような気がする。小学校の修学旅行ぶりに来たので、ぼんやりとした記憶。
並んでいたので今回は外から眺めたのみ。

清水坂いっぱいに詰め込まれた人々。

人がいない時間帯ならいいアングルの写真になるはず。


途中道を逸れて、産寧坂へ。

伊藤軒/SOU・SOU清水店
https://maps.app.goo.gl/Kj6NdDU9kJrFLVc2A?g_st=ic

なんか可愛い食べ物があるぞと寄って行ったら美味しそうだったので購入。
数字型のカステラに、たっぷりの生クリーム付き。これで500円。
カステラはまぁ普通に美味しい。ちょっと硬めパサめ。
生クリームもちゃんと美味しい。そして量が多い!カステラに対して生クリームの量がすごい。
とにかく甘いので、ブラックコーヒーと一緒にゆっくり食べたいところだが、店内飲食不可なので、外で食べるか食べ歩きするかしかない。
でもゴミ箱もないので、食べた後の入れ物の処理にとっても困る。


2時間半歩き回って流石に疲労困憊のため休憩。

抹茶味のお菓子ははあんまり得意ではないが、抹茶ラテはたまに飲むと美味しい。


四条河原町方面に行くバス停に向かっていると、八坂神社のすぐ前に出たのでついでに参拝(ついでに)


河原町方面をぶらぶら買い物したら疲労がピークに。H&Mで1時間ぐらい買い物したのが裏目に出たか。(なぜ京都で…)

Ben's Cookies 京都四条店
https://maps.app.goo.gl/n2baWC1pFGitwrNe9?g_st=ic

ブクマしておいたクッキー屋がすぐ近くにあったので2枚購入。明日の楽しみとする。

追記:翌日美味しく食べました。
めちゃくちゃ甘いのでブラックコーヒー必須。美味い。


疲労困憊により夕食に行こうとしていたイタリアンまで移動する元気がなく…
すぐそこにあったパスタ屋さんに入る。

先斗入ル 四条河原町本店
https://maps.app.goo.gl/zrzk5tZ2xerYkye19?g_st=ic

丹波地鶏と丹波しめじのカルボナーラ&紅ズワイガニと海老とカラスミのペペロンチーノ のハーフ&ハーフ

お箸で食べる五右衛門パスタ方式。
これはこれで十分美味しいので満足!


朝9時から活動し続け、さすがに体力が切れたので帰宅。
思い付きで行った京都旅行にしては想像以上に楽しめた。気候もちょうど良かったな。暑くなく寒くなく。京都は夏は近寄りたくないし秋は紅葉で人が多いし冬は寒いしで、このぐらいの時期が観光に行くにはベストなのかもしれない。


今回Twitterで募ったところ、美味しい店をたくさん教えてもらえたので、それらの店に行くためにまた早々に京都へ来たい。

お土産たち。
八ツ橋はチョコに限るぜ。

海峡の街へと_2023函館旅②パンと山と海と

函館2日目の朝である。

コンフォートホテル函館は無料の朝食ブッフェが付いている。
規模は小さいが、この価格帯のホテルでこれが無料で付いてくるなら十分だと思う。

盛り付けと写真の適当さは許してほしい。

サラダコーナー

春限定メニューの春色ロゼソースチキン

パンは4種類

じゃがいもスープ、美味しかった。安いビジネスホテルでありながら、朝食にその地域らしいメニューを置いているのはとても良いポイントだと思う。


ホテルの部屋からの展望 朝ver.

函館駅ビューの海を隔てた向こうに、雪を被った山が見えるのがまた良い。
恐らく山のあたりは北斗市


今日は朝から活動するぞ、と決めていたものの、やはりスタートは10時が最速になってしまう。

路面電車がある街が好きだ。
ローカル会社の広告ラッピング路面電車はもっと好きだ。

こちらはレンガ色の渋い車体。青空に映える。


市電の堀川町駅で降車。
さて、本日朝一のお目当ては街のパン屋さん。

手づくりパンの家 ムックル
https://maps.app.goo.gl/DMQmUySR5psy2Cdd8?g_st=ic

マンションの1階に店を構えているパン屋さん。
こちらも地元民に人気のパン屋で、パン好きのパン狂い・パンの街神戸市民としては必ず足を運びたいと思っていたところ。
昨日行ったパン屋は完売で閉店していたので、今日は朝一に向かうことにした。朝が1番パンの種類も多かろう。

店内に入って驚いた。このパンの種類を見てくれ。



パンに3方を囲まれた小さな店。ここが天国か。
値札をよく見ると分かるように、このお店は曜日ごとにパンの種類が変わるらしい。
パンド・ミや、ハート型のチョコパン“チョコクール”、日曜限定“グリュイエールチーズ”、鹿部明太子フランスなど、何日分かのパンを買い込む。

函館では食べるものが他に多すぎるため、これらのパンは自宅に持ち帰り食べる予定なので、本来は最終日の朝に買うのが1番良かろうとは思うが、旅程上、今日買うのが1番都合が良いのだ。
寒いから腐りはしまい、という自己責任のもと、袋いっぱいのパンと共に店を出る。

店員さんも感じが良く、お試しのパンのおまけをつけてくれたり、次回持参したら少し割引されるチラシを入れてくれたりなどした。
このチラシは今も自宅の冷蔵庫横に貼られており、次回の函館旅での出番を待っている。



また市電に乗り、今度は松風町で降りる。
朝一にパンを買い、次に向かう先といえばやはり珈琲屋であろう。

珈琲焙煎工房 函館美鈴 大門店
https://maps.app.goo.gl/eGAKcS6vPaQ11ejF9?g_st=ic

函館といえば!函館美鈴珈琲。

この店は豆の焙煎からその場でしてくれるので、とても香り高い珈琲豆が購入可能。
今回は「函館大門ブレンド」「プレミアムブレンド」を購入。

豆の焙煎から挽くまでに少し時間がかかるので、時間に余裕を持って伺うのがおすすめ。


駅前周辺での用事は済ませたので、ホテルに預けた荷物を受け取り、ベイエリア方面に向かう。

まずは、本日の宿へ荷物を預けに。

そう、今函館で大人気のホテル、ラビスタ函館である。

キャリーバッグと一緒に珈琲豆とパンの匂いがぷんぷんする袋をホテルスタッフに手渡すと、「あらいいにおい」と言われた。わかる。
チェックインはまだなので、さっさと荷物だけ預けてまた街へ出る。


函館山、おはようございます!

ベイエリア方面の朝の目的地はここ。

アンジェリック・ヴォヤージュ
https://maps.app.goo.gl/NdHgH45J6zhMrf7NA?g_st=ic

賞味期限30分のクレープで有名な店。
いつも観光客で行列だそうで、ハイシーズンでもない今の時期に行けばまだマシなのでは?と思い足を運んだ。
日曜日の11:30ごろに到着。6組待ちだが、イートインは無いので回転は早い。待ち時間は15分かからず。

クレープメニュー。
案内係のお姉さんがこの寒い中メニューを持って外で客の案内をしていた。お疲れ様でございます…

店内の様子

クレープだけではなく、クッキーやクレープの粉なども売っていた。

わたしはクレープよりもこちらが目的。ショコラヴォヤージュ。

ただの生チョコのような見た目で、チョコの中にはふわふわの生クリームが入った間違いなく美味いデザート。
本当は夕方ごろに買ってホテルに持ち帰りたかったが、早い時間に買っておかないと完売してしまうので、やむを得ず午前中に購入し、保冷剤を追加購入。
解凍されてしまうと当日中の消費期限となるので、出来れば冷凍で配送するか、購入日にホテルで食べるのが1番良い。
この量を1人でその日中に食べ切るにはハードルが高いのが一人旅の残念なところではある。


クレープは1番人気のいちごのミルフィーユにしてみた。

ふわふわ、へにゃへにゃのクレープ生地にあたたかいカスタードとぱりぱりのミルフィーユと苺が包まれていて、なるほどこれは美味い。

道端で歩きながら食べるには少し食べづらく、少し歩いて元町公園に向かう。

ベンチに座って、雪と函館の街を眼下に見下ろしながら食べるクレープはなお美味い。

元町公園はまだまだ雪が山盛り残っていて嬉しくなる。

やはり元町辺りの建物は造形も色味も美しく、散歩するだけでも楽しい。

昆布無人販売


日本一好きな景色こと、八幡坂
空が綺麗に晴れているので尚更気持ちいい。

ハリストス正教会は大規模な保存修理を終えたそう。
この時点でははまだ正面玄関は閉門中で、右手の西門から入って外の見学が可能。



カラスがみかんを食べていた。
どうやってそんなに綺麗にみかんを剥いたの?

みかんを咥えて飛び立つカラス


ハリストス正教会からすぐ近くの、カトリック元町教会。

この教会はミサの時間以外は自由に入ることができるので、中を見学した。
壁像はローマ教皇から贈られたものらしく、とても美しく荘厳な雰囲気で、見事な装飾だった。撮影禁止なので、函館旅行に行った際は是非その目で確かめてほしい。


前回は夜景を見たので、今回は昼の函館山に登る。

FMいるかさん、お世話になっております。

なんと美しい景色であることか。

真っ白の雪景色というわけにはいかなかったが、それでも冬らしさは十分に感じられる海の濃紺と空の青と残雪の白。弓形の地形に、ぎゅっと詰まった函館の街。
訪れるたびに、この街が好きだなぁと思わされる。

日曜日でありながら、ハイシーズンでも無いうえ昼間にここに来る人は少ないようで、ほとんど貸切の展望台の様子。


これは生き物の足跡なのか?どんな生き物が雪に潜っていったのか?それとも雪から出てきたのか?生き物じゃなく人間が何かを投げた跡なのか?

雪に残る跡というものは、このような想像を膨らませる余地があるから面白い。

遠くに見える陸地は多分、青森の大間。


冬の冷たい風に当たりながら、ほとんど貸切の函館山からの景色を眺めてたっぷりと郷愁の想いに浸る。
故郷ではなくとも、この土地には思い出と思い入れだけはたっぷりあるのだ。


ゆっくりしすぎて14時に近くなってきたので、下山して昼食にする。

この景色を見ると函館に来たなぁという感じがする。

2日目の昼食はお待ちかねのラッキーピエロ
今回は上の写真のベイエリア本店ではなく、ベイエリアにあるマリーナ末広店に初めて入店。

海を眺められる席が無事に確保できた。
相変わらずのダントツNo.1セットをチョイス。
チャイニーズチキンバーガー・ラキポテ・烏龍茶のセット。

う、美味い…美味すぎる!何度食べても新鮮に感動できる美味しさ。

そりゃ肉汁滴る肉厚のパティを挟んだお高くて美味しいハンバーガーはこの世に山とある。しかしチャイチキに勝るハンバーガーはこの世になし。
天はチャイチキの上にハンバーガーを造らず。
食べたい。今すぐまた食べたい。チャイチキを。


ソフトクリームも美味しそう。胃袋の都合と外の寒さで食べられなかったが、次回は食べたい。


港に停まるボートと飛行機と真っ青な空。なんて良い景色。

ベイエリアの煉瓦と海と空の青が綺麗。


まだまだ時間はあるので、次は立待岬に向かうことにする。

市電車内の掲示だけでも、この街の良さを感じることができる。

市電の終点、谷地頭温泉駅で降車。函館山麓の街。


ひとまず岬に向かう途中にある、ハーバービューのカフェへ向かう。

cafe 海と硝子
https://maps.app.goo.gl/32LTnn2UW8Ewz5ux6?g_st=ic

Googleマップを見ていて、今度行こうと事前にブックマークしていたカフェだったが、ちょうどこの旅行の少し前に放送された、テレビ番組「ZIP!」の中でも1番好きなコーナー、“ペッコリ妄想移住ファイル”函館編に出演したHISASHI氏がこのカフェに訪れていて、これはますます行かねば!となったのだ。

ガラス張りの店内は海と空によって真っ青に見えてなんとも清々しい。
幸運にも海に向かった席が空いていたので、ぼーっと海を眺めながらカフェラテを啜る。

ドリンクメニューとフードメニュー

近くの岩場にカモメがたくさん居た。

海の向こうには湯の川温泉地区や函館空港がある。

ゆったりとした時間が流れる、素敵なカフェだった。
番組によれば、このカフェを経営するご夫婦は函館へ移住してここをオープンしたようで、いい街に移り住んでこんなに良い景色を毎日眺めながらカフェ開いて生活する、わたしの夢を具現化したような暮らしでなんとも羨ましい限り。眩しい、眩しすぎる。

ロケ時のHISASHI氏と飯尾氏のサインも飾られてあった。


さて、日が暮れる前に立待岬へ向かわねば。

立待岬への道は、冬季は車両通行止めとなっているので、歩行者はこの門の横をすり抜けて立待岬へ向かう。

シャリシャリの雪道をザクザクギュッギュと踏み締めながら、両脇を墓地に挟まれた坂道をひたすら登る。

左上にちらりと見えるが、石川啄木一族の墓もある。
函館を愛した石川啄木は、函館の海と街が一望できる高台に墓を設けたらしい。ええのう。

ちなみにこの道は人通りが一切なく(冬のこの時期に訪れる人もまぁあまりいない)、怖いと思う人は冬季以外の車両通行可能な時期に行けばまだ人は居るかもしれないので、時期を見て訪れるといいと思う。


水平線と月と飛行機

AIR DOの飛行機が函館空港から飛び立ったところらしい。ここまでズームで撮れるのだからiPhone13proのカメラは大したものだ。


立待岬


岬の強風に煽られながら、打ち付ける波と水平線を眺める。

海を見ると黄昏たくなるのは人間の性か、己の性質か。
天気にも恵まれ、夕暮れ前の美しい海の景色が見れた。

海に向かってベンチも置いてあるので、もっと温かい気候であればベンチに座ってゆっくり人とおしゃべりするのも楽しいだろう。恐らくいつでも風は強いが。

ここもまた、函館のお気に入りスポットになった。岬っていいな。

柵にも可愛いイカがいる函館市


このまま谷地頭温泉に入って帰るつもりでいたが、なんだかめんどくさくなったのでやめてベイエリア方面に帰ることにした。
谷地頭温泉は今度の楽しみとする。


光れ!歩行者!!


戻ってまいりました。

ベイエリアのランウェイ

ベイエリアは日暮れの時間が1番好きだ。

どこを切り取っても良い景色。


赤レンガ倉庫内にある、TERU氏が訪れていた煎餅屋さん。ここもずいぶん昔からあるよな。


歩き回ってさすがに疲れてきたので、ホテルの部屋に帰ることにする。
長くなってきたので、ホテルの紹介は次回。

海峡の街へと_2023函館旅①寿司と五稜郭と温泉と

ふたたび函館である。

全国旅行支援の対象となる3/31までに、どうしてもどこかに行きたい。そうだ、47都道府県制覇を進めようではないか、と、鳥取・島根旅行を計画していた。
巡る観光地をピックアップし、ホテルを予約し、もうしばらくしたら交通手段の予約をするか…と思っていた1月半ば、無償に冬の北海道に行きたくなってきた。
というか、函館に行きたい。冬の函館に、行きたい。

行函そ
こ館う
う、だ
。  

鳥取・島根旅はまたの機会とし、己の欲求のままに3/3〜3/5の2泊3日函館旅行を決めた。

ここで参考に今回の旅の予算を書いておこうと思う。
今回はじゃらんで飛行機とホテルがセットのANAじゃらんパックを予約。
2泊目はホテルを変更したかったので、パックでのホテル予約は初日の1泊のみ。
伊丹空港函館空港の往復航空券とホテル1泊、全国旅行支援の割引が入って22,300円。
2泊目は別で楽天トラベルで予約して旅行支援の割引込みで7,920円。
合計30,220円から、地域クーポン2日分3000円を引くと、実質27,200円。
う〜む、安い。東京行きの往復新幹線よりも安い。




最近よく来るようになった伊丹空港のパン屋で朝ご飯を済ませて、飛行機は定刻通りに離陸。

伊丹から函館までこんな航路で飛んでいるのを今回初めて知った。まっすぐ一直線。

羽の上ビュー

空から見えた青森の端。雪深いと思っていた青森ですらもうほぼ雪が残っていなくてショックを受ける。

着陸直前。雪ももう残りカスしかない…

真っ白の景色が見たかったのだが、3月初めでは遅かった。来年こそは雪深い北海道に上陸したい。

天候にも恵まれて定刻通り到着。

函館駅に向かう空港バスは、進行方向左手に座ると啄木小公園が見られる。
そう、ここが海峡の街!


はるばる来たぜ函館

函館の街の銅像たちはみんな暖かくしてもらっていた。街の温もりを表しているようだ。

さて、本日の宿はこちら。
コンフォートホテル函館

函館駅すぐそこの利便性の高いホテルだった。
駅目の前のホテルでこんなに安くていいのだろうか。

まだチェックイン時間前なので、荷物だけ預けて早速本日1つめの目的地へ向かう。


初日のランチはこちら。

シゲちゃんすし
https://maps.app.goo.gl/Xu3AkfmwsYN99yta8?g_st=ic

市電の堀川町で降りて徒歩5分ほどの場所にあった。
なんだか店構えだけでもう美味しい店という感じがする。

店内はとてもこぢんまりしていて、立ち食いなのでカウンターのみ。そのカウンターも4人も並べば満席といった感じ。
先客は居たが席が空いていたので、待ちなしで入店できた。

おしながき

ランチメニュー

爆裂15貫盛を頼んだ。

大将がリズミカルに踊るように寿司を握っている。
従業員の方も穏やかな雰囲気で、なんとも居心地がよい。

どうやら持ち帰りの大口注文が入っているようで、全てのお寿司をお一人で握っているので、入店してから注文のお寿司が出てくるまでに20分程度かかった。
これは入店時の状況によるので、気長に待とう。

待望のお寿司!

輝くお寿司たち

どれもとても美味しい!唸るほど美味しい。
高級なお寿司の美味しさとはまた別の、地のものの美味しさという感じ。
ネタの種類も多種多様で、貝類があまり得意じゃなくても美味しく食べられた。
中でも、がごめ昆布のお寿司は想像以上に美味しかった。


これは追加して頼んだタコの頭。
これがまたコリコリして美味しかった!塩で食べるお寿司というのも良い。

途中入ってきたお客さんと大将の会話に入れてもらい、函館の人々のあたたかさに触れる。
人見知りながら、旅先で人と会話するのはわりと好きだ。普段とは違う自分になれるからだ。
話の流れで、GLAYのファンで…と話すと、「6月にライブあるでしょう」と返ってきて驚いた。
いつも思うが、この土地で飲食や観光業に従事している人たちは、ファンでなくともGLAYのライブの予定を把握しているのが面白い。

朗らかで穏やかな優しい雰囲気の流れる、とてもいいお店だった。


胃も心も満たされ、あたたかな、いやむしろ(暖房で)汗ばんだ気持ちで店を出た。
到着即最高の気分になってしまった。
地元で愛されてる店に行きたいという人に強くおすすめする。店を出る頃にはあたたかな気持ちになれるので、忘れちゃった笑顔取り戻したい人は、是非。



次の目的地は、市電の五稜郭公園駅。

ぢっと手を見る

その瞳で何を見る

かわいいね


電停から20分ほど歩き到着。
ちいさなしあわせパン
https://maps.app.goo.gl/qrBQ96K4CFMFZvk56?g_st=ic

閉まっとるやないかい!!!!!!!!

なんと、すでに完売して閉店していた。
Googleの口コミで人気らしいことは知っていたが、19時までの営業時間の店で15時で完売しているとは。見積もりが甘かった…
ベーグルとクロワッサンが美味しいらしいのでそれを楽しみに来たのだが、ただの散歩になってしまった。残念。
次回はもっと早い時間に来てリベンジしたい。

店のすぐ前は亀田川

すぐ近くの公園は雪置き場なのか?ここだけ雪が山盛り残っていて嬉しくなった。


ここから10分ほど歩き、五稜郭公園に到着

歩道の雪は溶けてるけどお堀が完全に凍っている!

作業員の方がお堀の上を歩いていたので、かなり厚めに凍っているのか?冬らしい景色が見られて良かった。


きたわよ、五稜郭タワー

杉元いた

これを見ると我が街の神戸ポートタワーはかなり古株なことがわかる。

ていうか五稜郭タワー新メンすぎる。2006年てあんた。
わたしが初めて五稜郭タワーに行った時は2006年5月だったはずなので、あれは開業してすぐだったのか…

ギリギリ冬の五稜郭

真っ白な景色が見たかったなぁ…次回に期待。

真ん中の子は彼氏です。

多分横津連峰

神々しい函館山津軽海峡


出ました、コンピューター手相占い。

前回の結果がわりと当たってて感心したので今回もやってみた。

前回とは全く違う内容ながら、そこそこ当たっている。

・自分の信念を最後まで貫く根性(鬼頑固ってこと)
・好き嫌いがハッキリしていて他人の誘惑に乗りやすく熱しやすく冷めやすい
・情熱的で燃えやすく夢中になるので冷静さも必要

はい……という感じで面白かった。
他人の結果も見たいので是非五稜郭タワーに登った際は試してみて欲しい。そしてわたしにも知らせてほしい。


そしてまたふらふらと吸い寄せられてしまうジェラート

素晴らしい眺め

今回はベーシックに1番人気のミルキッシモミルクにしてみた

美味い。
タワーを降りてすぐにジェラート屋さんがあるのは賢いなぁと思う。何か甘いものを食べたくなる頃合いなのだ。

ARで土方さんが召喚できたのでパチリ。

熊ボッコ

シマエナガとシナモンのツーショットが可愛い。これは買い。



まだまだ時間はあるので次の目的地へ向かう。
市電の函館アリーナ前で降りる。

月が綺麗


はこだて湯の川温泉 ホテル雨宮館
https://maps.app.goo.gl/pKjcSdSCur1Lqyf58?g_st=ic

そういえば湯の川の方に来たことが無いなと思い、今回は湯の川温泉方面に来た。
雪は溶けたとはいえ、まだまだ0度近い気温の中歩いて冷えた身体を日帰り入浴であたためる。

年代を感じるレトロな入浴施設。
入浴券は紙の券ではなくプラの板で、平成飛び越して昭和の趣。
入浴料は大人1人500円。

なんとも味がある休憩所

タイムスリップしたかのような自動販売機。

温泉は源泉の熱めと通常のぬるめがあって、とても気持ちよかった。
おそらく客層は地元の方ばかりで、観光地ながらも地元民の仲間入りをしたような気になれた。

駒ヶ岳牛乳の自販機

温泉後のコーヒー牛乳、飲むでしょ!美味い。


ほかほかになって外に出ると、冷えた空気が気持ちいい。

市電の線路がある景色が好きだ。

今1番行きたい場所こと、函館市民会館の看板を見かけて心の中でハンカチを噛む(ライブのチケットが全く取れないのだ)


今日の目的は達成したので、夕食の時間までホテルでゆっくりすることに。
ホテルに戻りチェックインした。

角部屋でラッキー

部屋はこのような感じ。広くはないが駅近でこの安さに清潔感もあるし十分満足。

しかも窓からは函館駅ビュー。景色にも文句なし!



1時間弱ゴロゴロして、スマホの充電も多少回復したので夕食に向かう。

市電の千歳町下車すぐ、スープカレーの店

吉田商店
https://maps.app.goo.gl/CceEzEQ1tYyaNHcq6?g_st=ic

学校の机と椅子が使われている。

メニュー。スープカレー屋のメニューってなんか楽しい。

ポーク角煮カレー、辛さは5辛、いももちトッピングと、ラッシーを注文。

美味しい!スープカレーって滅多に食べないけど、食べるといつも「こんなに美味いものをなぜ普段から食べないのか…」と思う。それぐらいの距離感がちょうどいいのかもしれない。
辛さは5にした割にそんなに辛くない。恐らく自分の辛さを感じる器官が麻痺している。ビビらずに8ぐらいいけばよかった。

口の中がベロベロに火傷しそうなぐらい熱いものを熱いまま食べるのが1番好きなので、このスープカレーの熱さは本当に良かった。肉もケチらずたくさん入っていた。
美味かったな…スープカレー……(余韻)

ところで、スープカレーの具スタメンにキクラゲを採用した人は誰なのか?
なぜここにお前が?という気にしかならない。
キクラゲに恨みはないが、どう考えても場違いだと思う。中華あんかけの中に戻ったほうがいい。


満腹になったので、帰りは腹ごなしに歩いて帰ることにした。
人通りは無いが車通りはあるので、そんなに怖い夜道ではない。

街灯が少なめで空気が澄んでいる分、星がたくさん見えた。冬の星空が好きだ。


帰りにコンビニでサッポロクラシックとしおからポテトというスナックを買って、HISASHIの配信を見て幸せな1日目を終えた。

郷愁の函館旅_day3

函館3日目の朝である。
昨夜の雨雲はすっかり消えて、くっきりとした青が美しい快晴だ。

本日の目的地は大沼公園
大沼公園函館駅から特急で15分程の距離にある大きな国定公園で、大沼団子が名物である。
この旅はたっぷり時間があるので大沼公園をゆっくり散策して午前中を過ごすことにした。

特急北斗に乗って大沼公園


車窓から見える線路と湖の景色が素晴らしい。
位置的に恐らくここは小沼湖。


大沼公園駅に到着!

駅舎を背にした風景


観光案内所に入ってみると、大沼公園の野鳥たちの写真があった。わたしはこういう掲示物を見るのが好きだ。

今から向かう場所にはこんなに沢山の鳥が生息しているのだと思うと嬉しくなる。

さて、大沼公園での1番の目当ては駅舎のすぐそこにあるこちら

沼の家

ここが有名な大沼団子のお店である。

10年以上前にも大沼公園まで団子を食べに来たことがあるが、ゴールデンカムイで鶴見中尉が食べていたのを見て久しぶりに食べたくなっていたところなので、今回の旅はタイミングがよかった。

大沼団子は醤油と餡、醤油と胡麻の2種類ある。

醤油はいわゆるみたらし団子で、餡はこしあん胡麻はごまあんである。
優柔不断なのでこれにもしばらく悩んだが、今回は醤油と餡を購入した。

賞味期限が当日中なので、2種類とも購入するということが出来ないのだ。ここは1人旅のデメリットと言える。
複数人で訪れる人はどちらも購入することをお勧めする。こしあん胡麻もとても美味しいので。

ちなみに賞味期限を気にせず翌日食べても特に問題はないが、1日経つと団子が硬くなってしまって格段に美味しくなくなるので全くおすすめしない。
購入してすぐに食べるのが1番美味しい。


時間があるので、駅から少し歩いて大沼公園内を散策する。
以前訪れた際は真冬だったこともあり、沼の家で団子を買ってすぐに函館へ戻ったので、今回初めて大沼公園内に入った。

公園内に入ってすぐは舗装された広い道で、食事や土産屋、貸しボートの小屋が並んでいる。

スワンボート、乗りたかった…


日本新三景 大沼国定公園

天気が良かったので、湖に空が反射してますます綺麗な景色だった。


ここはあの有名曲“千の風になって”誕生の地らしい。


舗装されていたりされていなかったりする道をずんずん歩く。

この美しい景色を見てほしい




散策途中道路に出ると、ちょうど前の線路を電車が走り抜けるところが見れた。

しっかり1時間半近く歩いて、出発地点に戻ってきたので、売店に入ってみた。
TERUのサインを発見。函館のどこにも彼が訪れた形跡があって笑顔。

熊の剥製(なのか?)が売っていた。130万円なり。

有酸素運動をした後に食べるじゃがバターと大沼ビールは格別に美味い。

そのまま外で大沼団子も食べた。


そうだこの味だ。
繭のような小さな団子がもちもちとして美味しい。

大沼公園を十分楽しんだので、函館に戻る。
駅舎にいるキツネが可愛い


鈍行で帰ってもよかったが、往復の特急券を買っていたので、帰りも特急北斗に乗って函館へ。

大沼公園近くの山川牧場のコーヒーミルクを飲みながら帰る。

ホテルでしばらく休んでから昼食を取りに出かけることにした。
わりと歩いて疲れたのでこのままちょっと寝ようか…という気持ちも芽生えたが、まだまだ目的地は多いのだ。
立てた予定通りに行動するのがわたしの旅のスタイルなので、怠惰な己を引っ叩いて市電に乗った。

本日のランチはこちら。

カリフォルニアベイビー

函館市民にはお馴染み、函館のソウルフード・シスコライスだ。

ご飯にフランクフルトが2つ乗って、上からミートソースがかかったジャンキーなお味。
このポテトサラダも好きだ。

ご飯がわりと大盛りで、ただでさえ食べたいものが多い旅なので、出来れば2人で1つを食べるぐらいが理想だが、わたしは孤独のグルメ旅なので1人で米粒ひとつ残さず完食した。


今日の目的地は全てベイエリア方面なので、このまま腹ごなしに緑の島まで散歩に行くことにした。


北海道第一歩の地碑

看板もなんだかお洒落

函館港

緑の島へ向かう橋、な、懐かしい…

雨に降られてライブ後にびしょびしょで震えながらホテルへ帰った記憶が鮮明に蘇った。

これだ!この函館山が聳える景色、9年ぶりである。

2013年にわたしが行ったGLAYの函館野外ライブ
GLAY Special Live 2013 in HAKODATE『GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT VOL.1』が行われた会場なので、この場所には一方的な思い入れがある。

普段は花火の打ち上げ場所になったり、市民の憩いの場になっているらしい。
エモーショナルな気持ちで立ち竦むの女、市民からしたら少し怖いだろう。

春の陽光で芝生の緑とたんぽぽの黄色が映えて美しい。


ベンチがとても可愛い

時計台も港らしくてお洒落

たくさんの船が停泊している


まだまだ時間があるので、ベイエリア近くに戻り函館市北方民族資料館に入ってみる。

アイヌの衣装や弓矢、暮らしの様子が展示されていて、ゴールデンカムイで興味を持った人は楽しく過ごせる場所だと思う。





館長の愛を感じる文章も良かったので、函館で時間がある人は是非足を運んでみてほしい。


そして歩いていて見つけたwinnig hall跡地…!

これは私が高校一年生のころ、当時あったGLAYの展示会のために初めて一人で遠征してきた思い出の建物なのだ。
地元民にはなんでもない建物も、ある人にとってはとても思い出深い場所であることはままあるが、それってなんだかとてもいいなぁと思う。
今は何にも利用されていなさそうだが、このまま取り壊さずに残していて欲しい。


ところで、函館市電の一日乗車券の便利さをお伝えしたい。
ウェブで購入できて、そのままブラウザで利用できる。

降りる時に「改札」をタップすると、そこから10分間この画面になって、降りる時に乗務員に提示するだけでok。
オンラインで購入出来て、全てがスマホのブラウザで完結する手軽さがとてもよかったので、公共交通機関を利用する函館旅行者にはおすすめしたい。


さて、次なる目的地は本日のハイライト、御目当てのカフェ2箇所へ向かう。

市電の終点、「どつく前」で降りて、15分ほど歩く。
タクシーで向かっても大した額ではないのだが、ダイエットも兼ねて歩いておきたかったので今回は市電で向かった。


住宅街に突然現れた立派な寺

中国人墓地の海へ向かう素敵な門構え

お目当てのカフェ1つめはこちら、モーリエ。



ハーバービューのこのレトロなカフェは、TERUおすすめの場所ということでGLAYファンにも人気の場所。

カフェの連絡ノートにはTERU本人のメッセージもあり、彼のらしさに笑ってしまった。


そしてこのブログを書いている途中で、偶然にもTERUがこのカフェに行く動画がアップされたのでご紹介。
https://youtu.be/xp3A68pQC6M
写真よりも雰囲気が伝わるので、興味がある方は是非見てみてほしい。


海に向かう席は、この時間帯はとても眩しい。
それでもこの景色をずっと見ていたくて、手で日差しを避けながら海を眺めていた。

このカフェの有名なメニューはピロシキとロシアンティー

焼きたてのあっつあつのピロシキに暖かいロシアンティーがぴったり!

具沢山で生地もとっても美味しくて、今まで食べたその辺のピロシキとは比べ物にならない。
上に乗っているのはローズマリー?これもアクセントになっていてとても良い。
これは冬の寒い日にまた必ず食べに来たい。

雲の動きと海をしばらくぼうっと眺めて、“何もしない”という贅沢な時間を楽しんだ。

このカフェは地元民にも人気なのだろうか?
店員さんも穏やかで親切で、ゆったりとした素敵な時間が過ごせたので、一気に大のお気に入りの場所になってしまった。
函館旅行を計画している人がいたら、必ず工程に組み込んでほしい。絶対に「来てよかったなぁ」と思えるはずなので。

夕焼けが近づいて来たので、次の目的地へ向かう。


ティーショップ夕日

またカフェか!という感じではあるが、ここはここで別の目当てがある。
こちらは日本茶がメインのカフェ。

お茶を頼むとお茶菓子が付いたセットで出てくる。
急須には2杯分ぐらいのお茶が入っているので、600円程度で3杯分ほど飲める上に茶菓子がついてくるという、価格破壊セット。

目当ての海辺のテーブルは埋まっていたので、一度店内の席に通されたが、店員さんからは「海辺の席が空いたらお声がけしますので移動できますよ」とのありがたいお言葉。

そう、この“ティーショップ夕日”は、その店名の通り日没まで営業していて、海辺のテーブル席から海に落ちる夕日が見られるという素敵なカフェなのだ。

店内の雰囲気も素敵。


しばらくすると窓際の席が空いたので、お言葉に甘えて移動させてもらった。


しばらくはこうして窓越しに夕日を楽しむが、日没が近づいてくると店員さんが店から外に向かうドアを開放してくれる。

外に出て暮れゆく夕日を眺めていいですよ、という趣向なのだ。




水平線に落ちていく夕日をずっと眺めていると、函館という街の美しさに少し泣けた。
海と夕日という組み合わせは何故かくも涙腺を刺激するのだろうか。


18:30頃に日が暮れるまでゆっくりと過ごさせてもらった。

このティーショップ夕日も、函館旅行の際には是非足を運んでほしい場所のひとつだ。
海に沈む夕日のヒーリング効果を全身に感じて、心の洗濯をしてもらいたい。

注意したいのは、海辺の席は90分制なので入店から日没までに90分経ってしまうと退席しなければならないので、結局海辺の席に座れるかどうかは運の要素があるというところ。

大満足でちゃぽちゃぽの腹を抱えて、市電までまた歩いて戻る。

夜の函館山


前日に行った鮨屋のおかみさんが、函館で1番好きな場所は公会堂の前から見下ろす街の景色だと教えて下さったので、帰りがてらそちらに寄り道することにした。


北海道庁函館支庁庁舎

旧函館公会堂

美しい建物!青と黄色の組み合わせは最高に可愛いと思う。


公会堂から見下ろす函館の街。


この時点で19:30頃。
夕食を食べるほど空腹は感じていなかったので、最後の夜にずっと行きたかった場所に行くことにした。

函館あうん堂


このライブハウスはGLAYが函館のアマチュア時代によく利用していた場所で、ファンの中では有名も有名。
普段はライブハウスとして、ライブの無い日はバー営業をしているとのことで、最後の夜にここで一杯飲もうではないか、と決めたのだ。

高校生の頃初めて函館に行った時は足を踏み入れられなかった場所。昔はバー営業はしてなかったんじゃなかったか…
少し緊張しながら階段を登ると、こぢんまりしたフロアとバーカウンターが見えた。
スクリーンには前回TERUとTAKUROがここで行った配信ライブの映像が流れていて、先客が居ない中でもすでに歓迎ムードで、なんだかホッとしたのを覚えている。


オリジナルカクテルとチーズいか。


このチーズいかのおつまみ、ひとつ口に入れた途端思わず「うま!?」と声に出たレベルで美味しかった。
「三協印カトウ食品 カマンベールチーズ入り真イカ」という商品らしく、空港にも売っていたので酒飲みの方に強くオススメの商品。

ステッカーはGLAYファンに配布しているらしく、マスターが下さったもの。


ライブハウスの上には楽屋があり、そこに高校生当時の彼らの落書きが残っている。
これまたファンの中では有名なものだが、現在は開放しているので良ければ見て行って、とありがたいお言葉を頂いたので、お邪魔させてもらった。

木造の古い階段をギシギシと鳴らしながら登りきったすぐ左手にあった。

この大きいスプレー文字が高校生当時の彼らが書いたもの。
その下には高校生当時の彼らのライブの様子や現在の写真にサインを入れて飾られていた。

1990年!わたしが生まれる前だ。

階段の右手には短い廊下があり、その先に楽屋がある。
この廊下は屈んで歩かないといけないので、長身の人はかなり大変。

まさに屋根裏部屋という感じ。
この年季の入った小さな木造の部屋には、色々な人の人生の一瞬があるのだと思うと、部外者ながら感慨深くなる。

世相を反映したなんとも味のある落書きが良い。


一杯だけ飲んで帰るつもりが、マスターとの会話が楽しく、結局1時間ぐらいゆっくりしてしまった。
初対面の人と一対一で会話するというのは個人的に非常に疲れることだが、マスターの物腰が柔らかく穏やかで、どこかタクローさんと似た話し振りだったので、負担にならず非常に楽しい時間を過ごすことができた。

今度は夜のコーヒーも飲みたいので、また函館に訪れた際は伺いたい。
GLAYファンでなくとも、静かな函館の夜をお酒と共に過ごしたい人にも、是非ともおすすめする。


ここは函館駅にも近いので、満たされた気持ちのままゆっくり歩いてホテルへ帰った。


この日の歩数は20783歩。

郷愁の函館旅_day2

函館2日目の朝である。

この日の朝食は朝市で食べることに決めていた。

話は逸れるが、わたしは旅に出る時全日程のスケジュールを綿密に決めるタイプだ。
誰かと一緒の旅であれば相手の嗜好や体力に合わせるようにするが、一人旅となれば話は別。多少ハードスケジュールでも行きたいところに全て行く。
全て取りこぼさず効率的に回れるように計画を立てるのが好きだ。それ自体が趣味と言っていい。


さて、函館の有名な観光地のひとつに函館朝市がある。

函館朝市函館駅のすぐ隣にあるのでアクセス抜群。
レビューの良い店が無いかとGoogleマップで調べていると、どうも朝市の評判はあまり良くない。
もちろん美味しいことは美味しいはずだが、「客引きの声掛けが凄くてゆっくり見れない」という口コミが多い。これはいただけない。
わたしは食に対して優柔不断なので、急かされると逆に何も食べたくなくなってしまうのだ。旅先でそんな思いは絶対にしたくない。
自分の注文が決まるまで誰にも声を掛けられたくないような、陰気な人間なのだ。

調べると駅周辺にはもうひとつ市場があるようだった。
“はこだて自由市場”という場所もあり、そちらは地元民も買い物に行くところで、観光客への過剰な声掛けもないとのこと。もうこれはそちらに行くしかない。
駅前のホテルから徒歩15分弱かかるが、そんなに遠い場所でもなかったので、自由市場に行くことにした。




 
はこだて自由市場に到着。
なるほど看板にも「市民の台所」と書いてある。

市場はさほど大きくないが、当然ながら多くの店が立ち並んでいるので目移りしてしまい、何を買えばいいか分からなくなる。


大きなたらば蟹の足!
とても食べたかったが、金欠の分際で旅に出てしまったので今回は諦めた。



こんな感じで毛蟹、明太子、いくら、もちろん採れたての魚などなどが並んでいる。
噂通り、観光客と同じぐらい地元の方が多く、みんなその場で魚を捌いてもらっているようだった。

ぐるぐる歩き回った末、朝御飯に刺身のパックをひとつ購入。

中トロ、サーモン、シマアジ、タイが入って1000円。中トロ入りでこれは安い!

市場の入り口側には食事をするブースがあり、その向かいには白米が200円で売っているので、即席刺身定食の完成。

そのすぐ横にはイカの生簀がある。客が生きたイカを釣るとその場で捌いてくれ、死にたての(?)イカの刺身が食べられるのだ。こちらも確か1000円。
函館といえばイカなので食べたかったが、流石に1人でイカ一杯分の刺身は食べられないので断念。
これは今度友人と来たら挑戦したい。

近くに座っていた2人組は、捌きたてのイカの刺身、市場内で買った刺身やいくらの小パックなど色々と2人でつまんでいた。
複数名で行けば色々食べられるので、こんな朝御飯もどうだろうか。
ビールも売っていたので、朝市で朝一ビールなんてことも可能。

朝市から自宅へ配送で購入したのは、鱈の味噌漬け、いくら、鮭とば、サーモンハラス。

鮭大好きびと。


こちら、ドンデマカロニという商品。

マカロニを揚げて砂糖をまぶしたお菓子。
GLAYのTERUが美味しいと発信して以降、人気商品になったそう。ひとつ試食で頂いたらとても美味しかったので購入。
こちらの店舗のお姉さんとたくさんお話しできてとても楽しかった。


市場も楽しんだので、散歩しながら一旦ホテルへ戻ることにする。


さすが北海道、なんでもないただの道路や歩道が広い。地元ではこうはいかない。


歩いていたら見覚えのある景色が目に入った。
月光仮面像の公園!

この公園もはじめて函館に来た時からの思い出の地である。
ジロウちゃんの著書でご本人がこの公園を紹介されていたので、16年前当時函館に来た時に同じ構図で真似して写真を撮った。なぜかその時のシーンが動画のように今でも脳裏に焼き付いており、鮮明に思い出せる。
特別な場所ではないのに、記憶に強く残っている場所だ。


公園にはとぼけた顔のパンダも散らばっている。

カラス


ホテルまでの道の途中、珈琲の良い香りがしてきた。

珈琲焙煎工房函館美鈴

昭和7年創業の、北海道で初めての珈琲店だそう。
当時は鈴木商店として開業し、後に市民公募で「函館美鈴」に店名が決まったそうな。

外には北海道初の珈琲焙煎機が展示されていた。

食後のカフェラテ目当てで入店したが、店内では珈琲豆の販売も。

右手の焙煎機で、注文後に豆を焙煎して焼きたての豆を売ってくれるそう。
せっかくなので珈琲豆を購入することにした。

出てきたカフェラテを飲みながら、豆がローストされ挽かれるのを店内で待つ。

文化的な雑誌と並んで函館競輪開催日程のカレンダーが置いてあるのがなんとも味わい深い。

ショーケースにはケーキもいくつかあるので、次はゆっくりとカフェ利用がしたいところ。


こちらが今回購入した豆。人気だそうなので“函館マイルドブレンド”を選択。

焙煎仕立てだからか、とても香り高い。袋の口を縛ってもう一枚袋に入れていても、ホテルの部屋が珈琲豆の香りでいっぱいになるぐらいだった。
購入時は密閉できるジップロックの持参をおすすめする。

肝心の味だが、残念ながらわたしは珈琲の味の違いが分かる人間ではない。
毎朝必ずコーヒーを淹れて飲む癖に、コクがあるだのフルーティだの、全く分からない。
美味い、不味いしか分からない。が、これは間違いなく美味い。それだけで充分だと思う。


カフェラテを手にホテルに戻り、しばらくベッドでゴロゴロと過ごした。
たまには旅先のホテルでゆっくり休む時間があってもいい。と言いつつ、この日は夕方から雨予報となっていたので、30分ほどしたらまた街に出た。



ホテルから少し歩いて着いたのがこちら、SODAPOP

何の変哲もない服屋のようだが、G4spaceというGLAYの展示施設でもある。

函館のライブハウスで演った時のセットや、HISASHIのアンプ、ゾンビ子ちゃんなどがいる。

店内奥の撮影禁止場所には衣装や過去グッズ、HOWEVERを作詞した際に何枚ものルーズリーフに書かれた歌詞の案達が展示されており、懐かしいなぁこんなのあったなぁと脳内で1人ぺらぺらと喋りながら楽しんだ。

お布施にジロウちゃんデザインのTシャツを買い、店を後にする。

キレートレモンの自販機、懐かしい。



啄木小公園に行きたかったので市バスのバス停に向かったが、時刻表を見るとバスの本数が少なすぎて全く話にならない。
丁度いい時間のバスがあることに期待はしていなかったので、散歩がてら歩いて向かうことにする。


寂れた(失礼)ショッピングモールのような施設の外観が綺麗。


道なりに歩いていると稲荷神社があった。こちらは大森稲荷神社。
せっかくなのでお参りしてみた。

この後、旅の中でツイてるなぁと思うようなことがあったのだが、今思えばこのお参りのお陰だったのかもしれない。ありがとうございます。


ここは漁火通りというらしい。お洒落な道路名だな

イカの絵が可愛い🦑


ホテルかもめ。

なんとも味のあるホテルじゃないか。真横が海なので完全オーシャンビュー。雀荘もあり。謎カプセルもあり。一度泊まってみたい。

飛ぶカモメ

砂浜のカモメ



出発地点から30分ほど歩いて、啄木小公園に到着

石川啄木は函館に縁が深く、「死ぬ時は函館で死にたい」と手紙に書くほど函館を愛していたそう。私か?
大森浜を望むこの場所に像が設置され周辺も整備されて、啄木小公園となったとのこと。


見渡す限りの海!ここが津軽海峡春景色!

右手には函館山が見える

水平線の向こうにうっすら大陸が見えるのが分かるだろうか。これはなんと青森県。青森が見える距離だとは思わなかった!

Google MAPで確認してみたところ、大間町辺りが見えているらしい。


カフェラテを飲みながら、気づけばここで1時間近く海を眺めていた。
寄せては返す波を意味もなく眺め、自分の人生やこの社会について考える。そういう時間が好きなのは、恐らく己の性格なのだろうということに最近気付いた。
イギリスでビートルズを聴くように、函館でGLAYを聴きながら、海をぼうっと眺めて物思いに耽る。
なんでもないことだが、とても贅沢で、この旅の中でも思い出深い時間になった。

公園のすぐ隣には土方・啄木浪漫館という建物がある。
土方歳三石川啄木の記念館のようなものだと思う。


この時点で14時ごろ、結局昼ご飯も食べず歩き回っていたことになる。
とはいえあまり空腹感もなく、どこに行こうかとGoogle MAPを眺めていると、15分ほどの距離に人気のケーキ屋があるらしかった。
食事をする気にはならないがケーキなら食べたい。また少し歩いてケーキ屋へ向かうことにした。


住宅街の中をしばらく歩いて到着。

ペシェ・ミニヨン


大きな窓で光を取り込んだ明るい店内。内装もお洒落

店内の窓からは、外にあるサンルームの席も見えた。離れの個室のようでとても良い雰囲気。

ケーキの種類もとても豊富で悩みに悩んだ末、いちごのタルトを選択

クリームがあっさりしていて食べやすく、とても美味しかった

なんとトイレまで可愛い

お土産にダックワーズやマドレーヌを購入。
ダックワーズ、なぜこんなに美味しい…


しばらくカフェでゆっくりしたものの、次の目的地五稜郭まで歩いて行く気力は無かったので、タクシーで向かう。


五稜郭公園に到着!

公園内の桜は、残念ながら既に葉桜になっていた。GW前半に行けば丁度満開だったのだろう。


一の橋

二の橋

ゴールデンカムイの聖地でもある。
どこの橋のどのアングルが…という検証は金カムファンのどなたかがされているので、是非ともそちらを探してほしい。


金カム本編とは対照的になんとも長閑な景色。

藤棚を通って五稜郭の内側へ向かう

箱館奉行所

AR記念撮影もできるそう


奉行所近くにはとても綺麗な枝垂れ桜がある

函館で花見が出来て嬉しい

植わっている木はほぼ全て桜なので、満開の時期に来ると壮観なのだ。

ぽつんと立った満開の八重桜が緑に映えていて逆に良い

お堀内は貸ボートを漕いでいる人たちもいて、なんとも楽しそう。

色んな人たちがそれぞれ休日を楽しんでいてとてもいいなぁと微笑ましく思う。


きたぞ!五稜郭タワー

神戸ポートタワー京都タワー横浜マリンタワーもあまり興味がないが、五稜郭タワーは大好きなので函館に来ると必ず登る。

上から見た五稜郭。これを見ると函館に来たなぁと実感する

タワー内には土方歳三の像がある。
金カムのおかげでなんとなく親近感を覚えてしまうな

函館山が見える

そのもっと遠くに青森も見える。

タワー内には土方歳三五稜郭の歴史が描かれていて、読むだけでも面白いので五稜郭タワーに登った人は是非時間をとって全て読んでみて欲しい。

すぐ近くに歴史博士のようなお爺さんがいて、同行者に解説しているのをこっそり聞かせて頂いた。
詳しい人の話を聞くのはやはり面白い。


写ルンです、懐かしい…

この骨董品のような記念メダル刻印機を見てくれ

高校生の頃初めて来た時、メダル作ったなぁ…と思い出した

なぜかコンピューター手相占いがあったのでやってみた

大体の性格診断でいつも言われるようなことが書いてあり驚いた。手相占い(というより占い全般)は信じていなかったが、案外デタラメでもないのかもしれない…

地面が見える窓

ジェラート屋さんがある。小腹が空いたので食べてみることにした

かぼちゃ味、美味しかった


本日の夕食はこちら。
鮨金分店さん

回らない寿司である。

なぜこの店かというと、これまたGLAY御用達のお店で、彼らがデビュー前に上京する前日、この店でお寿司を食べていったらしい。
どうせなら彼らにルーツがある美味しいお寿司が食べたかったので、こちらのお店に伺った。

彼らのファンであることを話すと、サインを出してきて下さった。ジップロックに入っていて笑ってしまった

今回は「松」のコースにしてみた。
親が寿司嫌いのため、思えばチェーン店でない回らない寿司は人生で初めてなように思う。
大人になったなぁ…としみじみする。とっくにいい大人なのだが…

お寿司たち



どれもとっても美味しかった!当然ながら、シャリからして全く違う。
満腹になるのか?と思っていたが、出てきた10貫ほどで十分満足してしまった。

付け合わせはアスパラとプチトマトで、そのアスパラガスがまた美味しかった!女将さんも自信があるようで、納得の美味しさであった。
嫌いな食べ物のほとんどは克服したとはいえ、トマトときゅうりだけはまだ食べられない。特にトマトは噛んだ瞬間に吐き戻してしまいそうになるぐらい苦手だ。
正直この付け合わせのプチトマトにも怯んだが、何一つ残してはならないと覚悟を決めて食べたところ、存外に食べられた。
やはり美味しいとは言えないが、口にして吐き気がしないだけですごい。旅先の効果か、特別に美味しいプチトマトなのか…恐らくそのどちらでもあると思う。


回らない寿司屋に初めて一人で入るとなると少し緊張もするものだが、このお店は大将も女将さんもとても気さくで、GLAYの話はもちろん、昔の函館の街の話、女将さんが1人で行った海外旅行の話まで、色んなお話を聞かせて下さったので、それも含めてこの旅の中でも特別な思い出になった。

旅先で現地の方のお話を聞くということは、一人旅の醍醐味の一つでもある。
函館はやはり格段に人があたたかいなぁと思う。

函館に訪れてゆったりとお寿司を食べたい人は、是非ともこちらのお店に足を運んで、お二人との会話も楽しんでほしい。

鮨金分店
〒040-0011 北海道函館市本町10−3
https://goo.gl/maps/HrvpTaXMs7FR44wC8




近くに無印良品の入ったビルがあり、その中にGスクエアという市民のためのフリースペースがある。
そこにまたGLAY関連の展示があるとのことで、それを見に行くことにした。

エスカレーターを上がってすぐ見えた景色がこれ。
レリーフになったんだよなGLAYは(猫)

さすがに面白すぎて笑いが込み上げてきた。
なんかこう…アメリカの岩に彫られた大統領を彷彿とさせる……

時計の下にはサイン入りギターも飾ってある。

そしてなんとこの時計は、決まった時間になると時報のようにGLAYの曲がメロディで流れて、鳩時計のように中からミニチュアの船に乗ったGLAYメンバーが出てくるのだ。あまりにシュールすぎる…

これが市民の日常の風景として溶け込んでいることがまたじわじわくる。


そしてこのGスクエア、目的通りに学生達が勉強したりスマホをいじったり、思い思いに利用して賑わっていた。
絵本図書館というものもあり、子供達も自由に過ごせるようになっていてとても良かった


函館市、面白……と1人笑みながら、市電に乗ってホテルへ戻った。


地元の人と話す機会が多く、充実した2日目であった。

この日の歩数は16849歩。